雨の全州

 

月  日

 内    容

8月23日

成田空港発   金浦空港着
全州市ホテル着

8月24日

雨のため試合中止  湖星保育園で練習
開会式  監督会議

8月25日

雨のため試合中止  柳一女子高校で練習

8月26日

雨のため試合中止  三国合同見学・研修

8月27日

テニス種目別開会式
雨のため試合中止

8月28日

試合

8月29日

全州発 金浦空港発 成田空港着 解散

雨にぬかるんだテニスコート



 韓国の8月下旬は、例年ならば抜けるような爽やかな青空の日々が続くという。しかし、今年の全州には私たち日本テニスチームの思いをあざ笑うかのごとく悪魔のような雨が降り続いた。
 待機・中止指令・日程変更・ルールの確認連絡会・・・・・・。試合にこぎつけるまで、なんと5日間かかった。
 韓国では「食は全州にあり。」と言われているそうである。選手諸君と共に食べた「石焼きビビンバ」はまさに絶品であった。白と紫の木槿(むくげ)の花だけが、雨に鮮やかさを増していった。
 最終日、ようやく現れた太陽と青空。歓迎のアドバルーンが空高く揺れている。大会関係者の方々が必死にコート整備をされ、ようやくゲーム開始。
 雨に打たれ続けたクレーコートは軟弱で、決して良いコンディションとはいえない。国際試合では何が起こるか分からない。どのような状況でも自分の力を出し切ること、集中して悔いのない試合をすることの難しさと大切さを知ったに違いない。
 この貴重な体験を今後のテニス人生に活かして欲しいと切望している。 

 

                                                                 

 

 

氏    名

所  属  校

団   長

横山 俊之

札幌静修高校

男子監督

越善  隆

青森西高校

女子監督

沢野 唯志

小松明峰高校

男子選手

末田  英

柳川高校

 

毛利 真樹

柳川高校

 

村居 誠悟

四日市工業高校

 

佐藤 佑毅

広陵高校

女子選手

福井 由佳

柳川高校

 

水野 麻里

岐阜商業高校

 

山形 生夏

仁愛女子高校

 

田辺 七恵

札幌静修高校

ようやく晴れ上がった空。いざ試合である。

 

 



日本 対 韓国

 

 

 

男子 0 4

 

 

 

 

S1 末田   英

1-8

Park Ji Ho

 

S2 毛利  真樹

3-8

Seo Yong Beon

 

S3 村居  誠悟

5-8

Kim Seong Ryong

 

S4 佐藤  佑毅

5-8

Im Kyung Sik

女子 0 3

 

 

 

 

S1 福井  由佳

2-8

Oh Eun Mi

 

S2 水野  麻里

6-7(打ち切り)

Cho Eun Hye

 

S3 山形  生夏

3-8

Choi Sin Hye

 

S4 田辺  七恵 

2-8

Cnoi Yoon Hee

日本 対 中国

 

 

 

男子 2 3

S1 末田   英

9-8

Cui Bin

 

S2 毛利  真樹  

8-4

Hau Rui

 

S3 村居  誠悟 

6-8

Li Ming

 

S4 佐藤  佑毅

3-8

Yu Xinyuan

 

D  末田・毛利

8-9

CuiLi

女子 13

 

 

 

 

S1 福井  由佳

6-8

Gong Jinjie

 

S2 水野  麻里

2-8

Yan Li

 

S3 山形  生夏

8-2

Chen Yanchong

 

S4 田辺  七恵

3-8

Zhu Jin

 

日・中・韓三国選手団が晴れ間をぬって交流した。

 

 

 

トントンジュを飲み交わす

 

眼に鋭き影は光ぬ

我が国の歴史語ると李さんの

 

 

無言館遠景

 

木槿は白し全州の雨に

車窓より小さき教会丘の上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1

睡蓮の池

 

霜晴れの朝韓国思ふ

妻の指に紫水晶輝けり

 

 

全州の裏町

 

ニツポンのにほひ思ひて憂う

ソウル発ち無臭の国に降り立ちぬ