開設2年目を迎えて
平成14年2月16日
管理者:長野県高体連テニス部委員長 下岡隆志 管理者へe-mail
「高校テニス各都道府県大会の記録」に日頃お越しいただいている皆様、どうもありがとうございます。

 当サイトは、全国高体連テニス部公認サイトとして昨年5月に公開を始め、おかげさまでこの2月まで10ヶ月ほどで、3万4千アクセスを頂きました。アクセス数だけが取りたてて重要なわけではありませんが、不安と心配の中で公開スタートして以来、この手のサイトとしては予想外に多くのアクセスとなり、皆様に感謝申し上げるとともに、2年目に向けて気持ちを新たにしております。
 申し遅れましたが、私、当サイトの管理者で、下岡と申します。長野県で高校の社会科教師をやっております。

 かつて私が草大会に出ていた頃、私自身ドローに非常に興味を持っていました。弱い選手なので早いラウンドで負けてしまうわけですが、ちょくちょく大会本部へ行き勝ち上がりとスコアを赤ペンで記入し、帰っては新聞で結果を見て、更にドロー表に書き込んでいました。でも、新聞に載るのは上位選手の結果ばかり、「自分を破った選手は、その上で誰に負けたのだろう?」、そんな疑問がいつも残りました。テニス部の顧問になってからも、ドローに記録を写しては、自校の相手選手を分析し選手にアドバイスをしていました。今様に言えば「記録フェチ」(笑)だったのかもしれません。
 大会は、結果が新聞に載る上位の選手のためだけのものではありません。「君、誰に負けたの?」、「2回戦で○○君、でもね、彼ベスト8まで勝ち上がったんだよ。俺も4−4まで競ったんだけど、最後やられちゃったんだ。」そんな、会話って、日常良くありますよね。そんな彼が大会結果完全版を見ながら次の大会での雪辱を狙う、そんな環境が出来たら良いのにな、って思っていました。

 インターネットの普及とその技術の進歩は、そんな中で画期的なものでした。ただ私自信、情報処理に対するスキルに乏しく、試行錯誤で長野県高校テニスのホームページを立ち上げたのが5年前、その後少しずつ改良し、そのノウハウを使って当サイトも開設しました。開設のいきさつについては、トップページINFOにある通りで、いろいろ考えているよりもまず始めてしまえ、と軽い気持ちで引き受けたものの、責任も感じている昨今です。
 公認サイトとはいえ、各都道府県、地域の大会運営に当たっておられる高体連テニス部専門委員の皆さん、さらには全国常任委員会の皆さん、そういう方々からの情報提供なくしては、このサイトは存在し得ません。大会結果は紙にプリントアウトしてしまえばただの紙きれにすぎませんが、そこには大会運営にあたった方々の多くの苦労、参加した選手たちの汗や涙がしみこんでいる、そんな気持ちを忘れないで、送っていただくデータに今後とも向き合って行きたいと思っています。

 当サイトは、記録の公開と速報性に特化して作られています。各都道府県からメール添付で送られてきたデータは、基本的には一両日中にアップロードしています。もう少し手を広げたい誘惑に駆られることもあるのですが、仕事の合間のデータ処理時間を考え、極めてシンプルなものに止めています。デザインも、基本的にはトップページから全データにアクセス出来るよう、こちらも極めてシンプルを心がけています。また、データがPDFファイルで書かれていることは、コンピュータ初心者には迷惑だとは思っています。現状では、様々な形式で作られた各都道府県のデータを、オリジナルデザインを保持したまま共通の形式に変換するアイデアが他に思いつかず、ご不便おかけしているかもしれません。その他、皆さんがお気づきの点、多々あると思います。

 このサイトも、あと数年でその役目を終える時が来ると思います。各都道府県高校テニスのホームページがリンクでつながる、そんな時代も案外近いのかもしれません。その時まで、いろいろとご意見、アドバイスお願いできたらありがたいと思っておりますので、ぜひメールをお寄せ下さい。
 今後とも、よろしくお願いします。