第2回全国教職員テニス大会レポート
平成16年8月25日
第2回全国教職員テニス大会事務局長 高芝純明

<大会結果詳細は、高知県高体連テニス専門部HPでご覧下さい。画像もあります>

 昨年立ち上げました全国教職員テニス大会を、今年も8月14・15日に高知県春野総合運動公園テニス場で開催致しました。昨年の大会は、少ない参加ながらも大いに盛り上がりましたので、第2回の今年は、参加チームが倍増するのではないかと期待していました。しかし、今年は要項発表後もなんの反応もなく月日は流れ、事務局としてはかなり弱気になっていたところ、申込締切間近になって兵庫県チームの荒井監督から参加申込がありました。その後広島県からも参加表明があり、なんとか開催にこぎつけました。参加数は、男子団体4チーム、女子団体2チーム、男子ダブルス13ペア、女子ダブルス6ペア、延べ77人となりました。参加数は昨年とほぼ同じですが、県外の参加は昨年より少なくなったことは残念です。
 以下本年度の大会のようすをレポートします。(文中敬称略)
 団体戦は参加数が少なくなったため8月14日一日で行われました。まず、男子は4チームによるリーグ戦。第1対戦は、兵庫GTA対高知高体連、高知教員A対高知教員B。昨年3位の兵庫県は雪辱に燃え、今大会に向け?毎月練習に励んできたという。さらに有力新人大崎(熊本国体高知県代表選手)を加え必勝の態勢で参加。ところが、第1ダブルスでは荒井・大崎を森岡・塩見が圧倒し、8−2でとるという番狂わせ?しかし、層の厚い兵庫は続く第2・第3ダブルスを危なげなくとり逆転。一方の高知同士の対戦は、高知教員Aが2−1で制する。
続く第2対戦、兵庫対高知教員Aは、第1・第3ダブルスが接戦となるが3−0で兵庫が勝ち、優勝に王手。高体連対高知教員Bは3−0で高体連。最終第3対戦、兵庫は高知教員Bに3−0で圧勝し優勝を決める。高体連対高知教員Aは接戦となるが2−1で高知教員Aが接戦をものにし準優勝となる。今回の兵庫チームの勝因は、昨年の反省を生かし、高知県の「ロブ」「ドロップショット」「アングルショット」等をしっかり研究してきたことにある。昨年決まっていたショットの多くが決まらなくなくなり、逆に決められる場面が多く見られた。
初めての開催となった女子は、高知と広島の2チームで同じペアが対戦しないように3回対戦する方式で団体戦を行った。どの対戦も接戦となったが、落ち着いた試合運びの広島がすべての対戦を2−1で制し3−0で初優勝を飾る。
その日の交流会には30名あまりが参加。今年「サービスandロブ」を封じられた石元委員長は「明日は個人戦ではサービスandドロップをします」と宣言。一方兵庫県チームからは「今勝ちたかったらスマッシュ練習や、しかし一生勝ちたかったらロブ練習やと生徒に言った」との迷言が出るなど、昨年同様テニス談義に花が咲き、楽しい時間をすごすことができた。
大会2日目個人戦も団体以上に熱戦が展開された。男子1位グループトーナメント決勝はマッチポイントを凌いだ高尾・沢田(広島)がタイブレークの末、前田・上河(兵庫)を破り初優勝。
6ペア参加の女子は吉村・中谷(高知大・神戸学院大)が優勝した。
 今大会は開催自体が危ぶまれたが、女子の部も開催でき、なんとか来年以降につなげることができた。大会終了後の話し合いで、来年度は兵庫県で再来年は広島県で開催する方向となった。
近年、教職員を取り巻く状況は厳しさを増す一方であるが、なんとかこの大会が大きな大会に育つことを願っている。
 最後に今大会に協賛いただいた、ブリヂストンスポーツ、ダンロップスポーツを始め、ご協力いただいた多くの方々にお礼を申し上げます。