第一回全国教職員テニス大会大会レポート
平成15年9月8日
第1回全国教職員テニス大会実行委員会 事務局長 高芝 純明
 第一回全国教職員テニス大会は、全国から10県54名の参加者を得、無事終了することができました。直前の台風10号襲来や北海道などのキャンセルで参加県(数)が減り、男子のみの開催となりましたが、春野運動公園テニス場において熱戦が繰り広げられました。以下3日間の大会を報告いたします。

8月11日(月) くもり
 冷夏の影響で、例年とは打って変わって涼しく、しかも曇り空と絶好のコンデション となる。会場には、前日夕方出発して朝4時に春野運動公園に着いた佐賀県チームがす でに一番乗りをしていた。午前中の公式練習を見ていると、さすがにお金をかけて参加 した選手だけあって、みなさん上手という第一印象でした。これは高知県は最下位か? と早くも弱気の発言。
 団体戦は6チームと少なかったので、総当りリーグを行った。この日は2対戦行った が、どの試合も熱戦であったが、広島県・福岡県が2勝しリード。夜間運転で疲れの残 る佐賀県と運営をしている高知県Aが2敗と出遅れる。
 夜は、全日空旭ロイヤルホテルで全チーム参加の懇親会が行われた。昼間の試合談義 や各県の状況報告など和気藹々とした楽しい会であった。特にチーム紹介の中で、大会 実行委員長が、「私の得意技は、サービスアンドロブとスマッシュドロップです」と大 真面目に発言、大いにうけたが、平均年齢の高い高知県チームの特色をよく現している。

8月12日(火) くもり
 昨日に引き続き、団体戦残り3対戦を行った。今日も福岡県・広島県が好調な滑り出 しで3勝とリード。高知県Bチームも得意のロブとドロップショットの粘りで追い上げ、 最終対戦前では、広島4勝、福岡、高知Bが3勝1敗で続く大熱戦となった。最終対戦 では、応援も最高潮に盛り上がり、インターハイさながら気合の入った声が飛び交った。 結局、福岡・広島が4勝1敗で並んだが、得失試合数の結果、記念すべき第一回大会は 福岡県チームが優勝した。今日の対戦は3対戦であったが9−7や9−8などの接線が 多く、また高知県の粘りのプレーに相当の消耗が見られた。その中で、スマッシュを打 ち続けても決まらないあるペアが、思わずスマッシュドロップを高知県チームに使い見 事決まり、やんやの喝采を浴びた。

8月13日(水) 晴れ
 大会最終日は個人戦ダブルス、3〜4ペアでの予選のあと順位別トーナメントを実施 した。昨日の団体戦でかなり消耗した方もいたが、新たな参加者も含め熱戦が繰り広げ られた。団体戦の雪辱に燃える?高知県ペアは2ペアが1位リーグに進出。大方の予想 を覆し?、高芝・小林(高知商・高知医大)が接線を制して優勝した。


 今大会は、昨年の高知国体終了後から準備委員会をつくり、手探り状態でなんとか開催することができた。開催準備の中で、いろいろな不備な点が明らかとなったが、教職員のテニス全国大会をとにかく作りたい一心で不完全ながらも実施した。大会自体は、大いに盛り上がり、参加したほぼ全員の方から良かったとのアンケート結果を得、当初の目的は達成できたと思う。今後についても、佐賀県や兵庫県から開催について前向きな意見をもらった。最後に、今後の課題と方向性をあげる。来年度、多くの教職員の参加を期待している。

1.大会の周知方法の改善
 今回、各県テニス協会への文書発送、全国高体連・高知県高体連テニス部・高知県テニス協会ホームページ掲載、テニスマガジン掲載が主な周知手段であったが、まだまだ知らない人が多い。早い時期からの周知が必要と感じる。

2.組織作り
 主催団体となるべき組織づくりが必要である。他の種目では、全国教職員○○連盟なる組織があるし、ない場合は元になる連盟(協会)が主催団体になっている。テニスは県単位の組織がどれだけあるかはっきりしていないし、全国組織はもちろんない。従って、受け皿となる全国組織を立ち上げるか日本テニス協会に主催団体になっていただくかふた通りの方法が考えられる。将来のことを考えると、全日本教職員テニス連盟なる組織があるほうがベストと思われる。

3.実施時期・競技内容
教職員の日本一を決めるにあたって、もっともふさわしい実施時期と競技内容を考えたい。アンケート結果では、お盆の時期はクラブもなく高等学校の顧問は参加しやすいが、交通機関や宿泊費が高くつく欠点がある。今回はよさこい祭りと重なり、良かったという意見もあったが、金曜日から日曜日にかけて実施したほうが良い。

 4.開催場所
平成16年度・・・高知県 春野運動公園 8月13(金)〜15(日)予定
平成17年度・・・佐賀県または兵庫県
平成18年度・・・兵庫県または佐賀県
※上記はあくまでも予定であり決定ではありません
※できるだけ、全国各地で持ち回りとしたい。多くの競技が国体開催の次年度または次々年度に実施しているようである。

 5.出場制限
今回は小学校から大学までの参加を得た。また、実力的にも接近しており、競技技術の向上とともにお互いに十分楽しむことができた。テニスの振興と競技力向上を考えたときできるだけ幅広く参加できるようにすることが大切である。また、参加希望が多くなれば、地域予選を実施していただき、この大会参加が目標になるような大会に育てていきたい。

     第一回全国教職員テニス大会 
     実行委員会 事務局長 高芝 純明


※大会結果は、高知県テニス協会または高知県高体連テニス部のHPでご覧いただけます。
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│E-mail : sumiaki_takashiba@kt2.kochinet.ed.jp │
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